化学装飾された治療薬のためのソリューション

 

創薬における最近の傾向として、生物学的な分子が直接化学修飾されて何らかの形で変化した多様な治療薬の開発があります。このような新しい治療薬を開発する第一の目的は、新規の薬理学的な標的空間、または既存の薬理学的な標的空間への効果的なアクセスです。第二の目的は、投与方法、効果的な標的化、薬物動態および免疫原性などの従来の生物学的製剤の課題を解決することです。

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多様な治療薬の開発によるデータ管理の課題

ここで言う多様な治療薬とは、抗体薬物複合体(ADC)、ペプチド薬物複合体(PDC)、アンチセンスオリゴヌクレオチド(asRNA)、低分子干渉RNA(siRNA)、修飾RNA(modRNA)、ステープルペプチド、および環状および二環式ペプチドによる治療薬が含まれます。このような治療薬は大きさや組成が異なる多様な分子で構成されており、化学修飾されているという共通の特徴がありますが、ほとんどの科学情報システムは、化学データと生物学データの両方を処理することができません。そのため、上記のような新しい治療薬の開発に取り組んでいる部門横断的な研究チームにおいて大きな障壁となっています。

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データ管理の課題はパフォーマンスの低下を招く

化学または生物学のみをサポートするシステムでは、化学修飾された治療薬の完全な科学的記述や情報を記録できず、知的財産の保護が難しくなってしまいます。また、化学者と生物学者の共同作業ができないため、プロジェクトの進行が遅れてしまうこともあります。組織によっては、化学データ用と生物学データ用の二つの情報システムを採用する場合もありますが、システム全体のエンティティ定義の管理ができないため、これも最適な方法とは言えません。データの統合が困難になることで、知的財産が正しく保護されず、データ品質や部門横断的な共同研究のパフォーマンスの低下を招いてしまいます。

化学修飾された治療薬のためのエンタープライズ・ソリューション

幅広いインフォマティクス機能を備えているドットマティクスのソリューションは、このような化学装飾された治療薬の開発を全面的にサポートします。 Dotmatics Platformは化学と生物学の両方を本質的に理解し、プロジェクトのデータは単一のソースで確実に記録および管理されます。知的財産は正しく保護され、データの品質が向上し、部門横断的なチームが効率的かつ効果的に共同研究を行うことができます。

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Dotmatics Bioregister

化学修飾された治療薬のためのドットマティクスのソリューションの中核に、InChIキーを使用して配列ベースのエンティティの完全な化学的記述を作成する生物学データ登録システムBioregisterがあります。ユーザーは、配列ビューと分子ビューを簡単に切り替え、化学者や生物学者として最適な機能を使うことができます。完全な化学的記述は一意性チェックに使用され、化学に基づく検索を実行できます。 Bioregisterは、これらのエンティティのHELM表記を作成し、戦略的パートナーとのコミュニケーションに役立てることができます。 Bioregisterは、暗黙的なバイコンジュケーション(生体分子間の紐づき)を生成し、簡単な操作でADCsやPDCsを、合理的に定義・表現することができます。

幅広い機能で化学修飾された治療薬をサポート

ドットマティクスはBioregisterの他、Platformの一部として多くのモジュールを提供しています。ドットマティクスのElectronic Lab Notebook(ELN)であるStudies Notebookはフレキシブルで、化学または生物学ベースのワークフローをサポートするようにテンプレートを構成できます。より多様な実験を行っている場合、シンプルなDiscovery ELNのテンプレートも使用できます。分析および可視化アプリケーションであるVortexには、化学および生物学分析用の高度なアルゴリズムが含まれており、分子または配列形式で化学修飾された治療薬を表示できます。さらにBrowserでは、あらゆるタイプの科学者がデータを検索、閲覧、表示し、十分な情報に基づいた意思決定を行うことで、イノベーションを加速させることができます。

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